2019-02-13 by 上田
世界一の庭師のことばです。
彼は長崎出身の庭師。
ガーデニングの世界大会で3年連続でゴールドメダルを獲得した男です。
学生時代に「花屋はもうかる」という話を聞いて路上の花屋からスタートさせて花の魅力を知り世界ナンバーワンまで登りつめた人です。
花をものとして売るのではなくあのときに花をもらった感動が一生忘れられない。
目の前にいるお客さんに何をすればいいのだろうかと思いながら花を売り続けてきたそうです。
花屋を開いたばかりの時の話。
若い男性が花屋に来て、「福岡にいる彼女に誕生日の花をどうしても送りたい。」という依頼。
長崎福岡間は160キロ。注文したのは3000円の花束。
彼は店を閉め車を走らせます。
高速もない時代なので一般道を、一つの花束を届けるために4時間。
ひたすら走ったそうです。
その時のお花です。ピンクダイアモンド。
チャイムを鳴らし「Aさんからのプレゼントを届けに来ました。」と言って、出てきた彼女に花束を渡すとその瞬間に彼女は泣いたそうです。
つられて彼も泣きました。
そんな感動的なお話がいっぱい。
そんな彼の書いた本。「世界一の庭師の仕事術」
彼は言います。
売れた秘訣はたったひとつ。
目の前にいるお客さんを全力で喜ばせ続けたこと。
端的でいい言葉ですね。